米国海兵隊

a us marine in military drill rehearsal
RSETの原点である米海兵隊での開発と使用例から、この画期的なシミュレーション技術がいかにして生まれたかをご紹介します。この事例は、軍事分野で培われた信頼性の高い技術が、いかに効率的で費用対効果の高い訓練を可能にするかを示しています。

ユーザー

 

  • 米国海兵隊:部隊指揮官

 

シナリオと環境

 

  • 部隊指揮官は、現実の訓練環境で行われる演習(リハーサル)の計画と、その事後検証ツールとしてRSETを活用しました。
  • 訓練環境には、実際の場所と、市街地戦訓練のために建設された模擬都市「MOUTサイト」が使用されています。
  • 計画時には、RSETを使って翌日の訓練演習をリハーサル・計画します。
  • 事後検証時には、実際の訓練後に隊員の行動をRSETで詳細に分析し、パフォーマンス改善のための要因を特定します。

 

RSETの活用方法

 

  • VR技術に詳しくない海兵隊員でも直感的に操作できるように設計されているため、海兵隊員自身がMOUTサイトをレーザースキャナーで記録しました。
  • シナリオは、RSETのチームと部隊指揮官が共同で作成。指揮官はダミーのターゲットや敵、その他の危険要素を自由に配置し、多様な状況を作り出しました。

 

信頼性の証:DOD SBIR助成金

 

RSETの開発は、米国国防総省(DoD)が中小企業を支援するDOD SBIR助成金によって資金提供されました。この助成金の目的は、軍事目的だけでなく、民間利用に転用できる技術の研究開発を促すことです。RSETは、この要件を満たすことで、当初から軍事と民間の両方で応用されることが確約された、信頼性の高い技術であることを証明しています。

動画で見るRSETの活用事例

 

この動画では、指揮官がRSETを使って訓練演習を想定し、その結果を事後分析する様子をご覧いただけます。RSETが訓練中のミスや改善点を分析し、建物の効果的な占拠方法を見つけるのにいかに役立っているか、そのシンプルかつ効果的な活用法をご覧ください。